2





「おじゃましまーっす!」


「はーい!特に面白い物とかないけど、、、」


「いやいや!前来た時も思ったけど女子っぽい部屋でなんか良い!」


「ありがとう、気にせず座ってね。アマプラかネトフリで何か観ようと思ってたんだけど虎杖君何か気になるのある?」



何も気にしてないであろう宮内が壁に背を預けながらベッドに座るから


俺も気にしない事にして隣に座る


同じ寮のはずなのに何か俺の部屋とは雰囲気も匂いも違ってドキドキする



「おっ!ワイスピの新作あるじゃん!宮内ワイスピ知ってる?」


「丁度この前野薔薇ちゃんと真希さんとこれの前まで見たところだよ!これ観る?」


「いいね!観よ!」



電気を消して画面の明るさだけになった部屋は
更に俺の心拍数を上げた


チラリと隣を盗み見れば楽しそうに宮内が映画を観ていて
シャンプーの匂いかな?優しく甘い香りに包まれたこの空間は
何だかむず痒い感じがする


以前一緒に映画を観た時は濡れ場のシーンに動揺した宮内が可愛くて
つい意地の悪い攻め方をしてしまったけど


宿儺の事ももう忘れてるのか
俺と2人きりでも凄くリラックスしてる


でも多分伏黒とかにもこうなんだろうな、、、



「、、、、」


「、、、宮内?大丈夫?」



しばらく集中して映画を観ていたら
視界の端で宮内がコクリコクリと頭を揺らし始めた



「、、、、ん、」


「終わったら止めとくし横になったら?」


「うん、、、ごめ、、ね」



任務終わりで疲れただろうし時間も時間なので
眠そうな宮内がゆっくりとそのまま横になる


たまに部屋着のまま外を歩く宮内は見かけてたし
見るのは初めてじゃないけど


部屋着が可愛い


いや、服も可愛いけどこれを着てる宮内が可愛い


家入さんに貰ったらしいそれは宮内の雰囲気に合っていて
女の人って流石だなぁ〜とそのセンスに感動する


しばらく1人でワイスピを観て
エンドロールが流れ始めたので隣を見れば


宮内は安心しきった顔ですやすや寝ている


部屋着から覗く脚がなんかエロい





- 56 / 58 -
[ | ]



×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -