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「、、、宮内?」


「ふしぐろくん、」


「っ、!?」



ベッドに近寄った俺に両手を伸ばして抱きついて来た


柔らかい圧を下腹に感じ先程沈めたばかりの熱がまた戻りそうで
宮内は寝ぼけてるだけだと脳内で自分に言い聞かせる


案の定寝ぼけていたのか
そのまま寝ようとするからそっと頭を撫でて声をかける



「、、、朝だぞ」


「ん、、、ふしぐろくん?、、、あれ、ごめんね、おはよう伏黒君」



さっきまでのアレは何だったのか
パッと離れて行ってしまう宮内



「おはよ、、、寝れたか?」


「うん、グッスリ眠れたよ!伏黒君は安眠効果があるんだね」

 
「、、、他の奴には言うなよ」


「あっ、、、うん、ごめんね」



俺が迷惑がってると勘違いしたのかシュンとする宮内が可愛い



「別にまた来ていいけど、その、、、五条先生とか釘崎とかうるせぇだろうし、、、」


「わかった、2人の秘密だね」


「オマエそれ、わかってて言ってんのか?」


「?、うん」



絶対わかってないだろうが、悪気が無い事は理解しているので


そっと宮内の頭をもう一度撫でてから時計を見る



「飯食ってくか?それとも部屋戻る?」


「、、、もう少し伏黒君と一緒に居たい」


「っとに!!」


「 ? 」



少し恥ずかしそうに潤んだ瞳で見上げられ


立っている俺からは柔らかそうな膨らみも見えている為


視界の情報だけで死ねそうだった


思わず俺もベッドの上に戻って
倒れ込むように宮内を抱きしめながら横になる



「伏黒君?」


「、、、もう少し」


「ふふ、5分くらいしたら起こしてあげるね」



このまま寝ぼけたふりして気持ちを伝えてしまいたい


だが純粋すぎる宮内の行動を俺が都合良く勘違いしているだけ


そんな考えが拭いきれなくて言えずにいるのに


以前よりも俺に心を開いてくれた宮内の一挙一動で仕留められそうになってる


俺の心臓はあとどれくらい保つだろうか、、、





寝る気も無かったし宮内も5分で声をかけると言っていたのに


2人してまた寝てしまい遅刻しかけた


それでもまたこうして2人の時間を過ごしたいと思ってしまう俺は


以前よりも宮内から目が離せなくなってしまった





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