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カーテンの隙間から差しているであろう朝日の眩しさと
優しく甘い香りに意識が覚醒していく



ゆっくりと目を開ければ視界に綺麗な黒い髪が見えて


そういえば昨晩宮内が来たんだと思い出した


おかげか酷く心地良い夢を見ていた気がする



「っ!?」



無意識に自分の腰が動いて気づいたが


俺は脚まで使って宮内と身体を密着させていたらしい


寝ているとは言え抱き枕のように扱われて寝辛かっただろう、、、


起こさないように自分の脚をゆっくり持ち上げ身体を離すと


寝ている間にズレたであろう宮内のルームウェアから
朝日に照らされた白い胸元が見えて思わず固まる


服を元に戻そうにも、柔らかそうな身体に手が触れてしまうだろうし


かと言ってこのままじゃ目の毒でしかない


とりあえず厄介な朝の生理現象も処理しようと
トイレに行く為そっと起き上がろうとしたら



「や、」



無意識なのか小さな声を発しながら


俺の服を指先で力なく掴む宮内



「、、、トイレ行くだけだから」



できるだけ優しく手を解き頭を撫でてベッドから出る


なるべく静かにトイレで熱を沈めて戻ると


いつから起きていたのかベッドに座ったままぼーっとこちらを見ている宮内






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