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「えっ?ああああのっ」


「マリン抱っこしてたらグッスリ寝れそうだからさ、お願い」



慌てて起き上がろうとするマリンの手を取って
アイマスクを外しながら目を見てそう伝えると


俺を心配するような表情で固まるマリン


真っ直ぐ俺を見つめてくれるその視線が心地良い



「、、、先生が寝れるなら」


「うん、ありがとう」



部屋のライトを落として横になれば


控えめに俺の腕に頭を乗せてくれたマリン


堪らずマリンの背に腕を回し引き寄せれば
恥ずかしそうにしながらも俺の胸元置かれた手をギュッとするマリン



「おやすみマリン」


「、、、おやすみなさい先生」



元々眠そうだったからか
暫くすると規則正しい静かな寝息が聞こえてくる


硝子がマリンにあげたルームウェアは露出が多い物では無いが


横になっているせいで首元から覗く柔らかそうな膨らみに
思わず喉が鳴なる



「人の気も知らないで、、、男の部屋で眠っちゃダメだよ」



そっと小さな形の良いマリンの唇に
自分のそれを重ねる


過呼吸になったマリンの口を塞いだ時も思ったけど


柔らかく触り心地の良いそれに
胸のモヤが晴れてじんわり満たされていく感覚がする


優しくて純粋で愛らしいこの子を
このまま自分のモノにしてしまいたい


でもそうしたらきっと歯止めが効かなくなって
貴重な学生時代を楽しく自由に過ごさせてあげられない、、、


まだ我慢するから、どうか誰のモノにもならないで


そんな自分勝手な祈りを捧げるように


もう一度キスをした







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