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「あ、伏黒君飲み物とポップコーンいる?」


「、、、いる」


「私買うよ!何飲む?コーヒー?」


「、、、メニュー見る」


「2名様でしたら飲み物2つとダブルポップコーンのセットがお得ですよ」



笑顔の店員さんが教えてくれたのでそのメニューを2人で見る



「ありがとうございます!」


「宮内飲むもん決まったか?」


「うん!伏黒君は?」


「決まった」


「そのセットでアイスミルクティーと?」


「アイスコーヒーください」


「あっ」



値段を言われる前に伏黒君がお金を出してしまう



「御用意致しますので少々お待ち下さい」


「伏黒君!だめだよ私払う!」


「いや、いいよこれくらい」


「だめだよ!チケットも買ってくれてるのに」


「それより俺のチケットも持っててくれ、トレー受け取るから」


「私トレー持つよ」


「いや、宮内転ぶかもしれないだろ」


「転、、、ばないよ!気をつけるもん!」


「いいから、これ入る時一緒に出してくれ」


「う、、、」


「お待たせしました〜お気をつけてお持ちください」



フードカウンターの出口に行くと


既に真希さん達が飲み物を持って待っていた


狗巻先輩はポップコーンも持ってる



「どーしたマリンしょんぼりして」


「伏黒君がお金受け取ってくれないんです」


「伏黒ォアンタ何マリンに罪悪感植え付けて泣かそうとしてんのよ」


「なっ!?ちげぇよ」


「今度でいいって、今度いつ来れるかわからないのに、、、」


「、、、またすぐ誘うから」


「恵は2級でそこそこ稼いでるし本人がいいっつってんだ気にすんな」


「そーよ、もし後々あの時奢っただろってこのムッツリに嫌な事されそうになったら私と真希さんに言いなさい。全力で急所蹴るから」


「そうだな」


「高菜」


「棘も蹴るってよ」



皆にそう言われて複雑そうな顔した伏黒君






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