「おい冨岡ぁ!!!てめぇ柱合会議途中で抜けてったと思ったら何人様の継子にちょっかい出してんだ殺すぞ!!!」


「、、、お館様の話は終わった」


「お館様の話は終わっても柱同士の話があっただろうがナメてんのか!!」


「俺はお前達とは違う」


「上等だ表出ろ!今日こそ殺す!」


「お館様の屋敷で争いは失礼だぞ不死川」


「てんめぇ、、、つーかマリンもいちいちこいつの相手してんじゃねぇ!無視しろって言ってんだろうが!!」



足音が聞こえた時に頂いた髪飾りを隠しておいてよかった


師匠に見られたら勢いで壊されていたかもしれない



「柱を無視なんて出来ませんよ」



師匠の怒りの火に油を注がないように無難な返事をすれば


寂しそうにこちらを見る水柱様


何だか罪悪感で胸が痛んだが


師匠と水柱様をこれ以上一緒に居させるわけにはいかない



「師匠、柱合会議はどうしたんですか?」


「とっくに終わったわ!!!」


「では帰りましょう師匠」



立ち上がって師匠の元へ行き師匠の手を引くと


すんなり着いてきてくれるのでホっと胸を撫でおろす



「、、、おい何ついて来やがんだ冨岡!!」



せっかく師匠も怒りが収まりかけたのに


静かに後ろをついてきた水柱様に鬼の形相で振り返ってしまう


また収拾がつかなくなる前に師匠の手を強めに引く



「冨岡様、また」


「、、、、あぁ」



水柱様は柱と呼ばれるのが好きでは無さそうなので


名前でお呼びするとその場で立ち止まり私達を見送ってくれた


炭治郎から聞いていた話や初めてお会いした時と最近でだいぶ雰囲気が違うけど


面倒見も良く悪い人ではないと思うし


他の柱の継子である私にも気を利かせて下さるので無碍にはしたくない


少し対人面で不器用そうなのでほっとけないのだ











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