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久しぶりに1年生4人での任務


新田さんの運転する車に
助手席虎杖君後ろに私、伏黒君、野薔薇ちゃんで乗り込んだ



「6月盛岡金田太一、8月横浜島田治、9月名古屋大和広。3人とも同じ状況で死んでるんスよ。自宅マンションのエントランスで呪霊による刺殺をしかも全員死ぬ数週間前から同じ苦情を管理会社にチクッてる」



伏黒君の持ったタブレットの資料を野薔薇ちゃんと見ながら
新田さんの説明を受ける


前で虎杖君が少し寂しそうだから帰りは座る場所変わってあげようかな、、、



「オートロックの自動ドアが開きっぱなしだって、他の住人に心当たりはなかったっス」


「でも日付も場所もバラバラ。同じ呪霊にやられたんですか?」


「なぁなぁ自動ドアって呪霊のせい?呪霊ってセンサーとか引っかかんの?カメラとか写んねぇよな」


「センサーじゃなくてドアオペレーターの方が呪霊の影響でバカになったみたいっス」


「ほーーう、、、?」


「で、同じ呪霊の仕業かって話でスけど残穢だけだとちょっと断定はできなかったっス。そんで3人の共通点を調べたら3人共同じ中学に2年間在籍してたっス」


「っていうと昔3人が同じ呪いを受けて時が経ってそれが発動したって感じ?」


「おぉっ!」


「そうっスそれ濃厚っス!今からその中学と3人の被害者の共通の知人に話を聞くので4人にも術師視点で色々と探って欲しいっス」


「スゲー釘崎」


「フッ当然」


「、、、、」



野薔薇ちゃんの推理に助手席から振り返りながら感嘆の声を上げる虎杖君


引き続き新田さんが車を走らせて
目的地と思しき場所に着くと様子がおかしかった



「これって、、、」


「葬式、、、、」


「、、、、」


「ここが知人の家?」


「そう、、なんスけどこれは、、、、」



新田さんが車の速度を落とし住宅街の道路の端に車を止めてくれたので皆で降りると


遠くからも少し見えていたけどお葬式が行われていた


新田さんが話を聞きに行ってくれたので4人で車の中で待つことに





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