依依恋恋 | ナノ




「あっあの伏黒君っ、昨日はありがとう!ごめんね私寝ぼけてて、ちゃんとお礼伝えてなかったよね」


「、、、別に俺は何もしてねぇよ」


「んーん!おかげで部屋に戻ってもぐっすり眠れたんだよ、ありがとう」


「、、、あぁ、何かあったら遠慮しないで言えよ」


「うん!」


「なんだ密会かぁ〜?」




翌日グラウンドへ行くと伏黒君の姿が見えたので昨晩のお礼を伝えると


伏黒君の隣りで真希さんが満面の笑みを浮かべる



「チッ、違いますよ」


「あ"?オマエはいちいち舌打ちすんじゃねぇ!!」


「昨日の夜伏黒君が「宮内」


「は、はい」


「言わなくていい」


「、、、うん」



伏黒君の返事に真希さんが怒ってしまいそうだったので


落ち着かせて貰ったと説明しようとしたら伏黒君に止められてしまった



「おはよ〜ございま〜す!」



そんな中野薔薇ちゃんが階段を降りてグラウンドにやってきた



「おはよう野薔薇ちゃん!ジャージだね!」


「そうなの!他にも色々買ったから後でマリンには見せるわね!」


「うん!」



野薔薇ちゃんはよく買った物や持ち物を見せてくれる


流行の物や私の知らない物を見せてくれたり教えてくれるので


いつも野薔薇ちゃんの部屋に行くのが楽しみだったりする



「おー丁度いいや恵、今日は暑いからパンダ達来るまでに飲み物買ってこい。アイスティーな」


「は?」


「何だよ、さっきのマリンから聞き出してもいいんだぞ」


「、、、、わかりました」


「私も買って来ようかしら」


「私先に買って来ちゃった、、、」



昨夜の話は伏黒君的に先輩に話したくないんだろうかと疑問を持ちつつ


飲み物を買いに行く伏黒君と野薔薇ちゃんの背中を見送る


パンダ先輩や狗巻先輩はまだ見えないので


私は真希さんと柔軟して待つことになった



「ったく、パンダ達おせーな」


「任務ですかね?」


「んや、あいつら今日もオフだったぞ」



少しスパルタな真希さんの柔軟を受け終わる頃に


パンダ先輩と狗巻先輩がやってきた





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