依依恋恋 | ナノ
虎杖君の戦ってる呪霊が吐き出した液体は
結界内の壁を溶かした
あれに気をつけながらこの領域の呪霊と戦わないと、、、
「モグラ叩きの要領でいいのよね？」
「あぁ、そのまま出口を潰し続けてくれ。多分反撃はない」
「反撃されないの？」
「限定的とは言え術式範囲が広い分本体に攻撃能力がないってこと？」
「あくまで多分な」
防御不要であのモグラのような呪霊の出口を破壊するだけなら
私にもできる
一応警戒はしたまま近くの出口を呪具で壊した時
再び背後から強い呪力を感じて振り返る
「野薔薇ちゃん！！」
「釘崎！！」
「問題ない。2人はモグラを叩け」
結界の境目から恐らく呪霊の手元だけが見え
その手は野薔薇ちゃんを連れて行ってしまった
「クソッ！！」
「釘崎！？」
「おほっ、なんだぁ？兄者かぁ？？俺もっ」
「あ"ぁ！？逃げた！？放っておいていいのか？」
虎杖君が戦っていた呪霊も2人を追って消える
「そのまま追え！！」
「！！」
「釘崎もソイツも結界の外に出たんだ！！予想以上に面倒くせぇのとバッティングしてるかもしんねぇ！！逆にコッチは想定よりずっと楽だ！！宮内と2人でなんとかなる！！釘崎優先！！追え！！」
「、、、やばくなったら2人も出てこいよ」
「うん、虎杖君野薔薇ちゃんをお願い！」
「おう！」
さっき突然現れた呪霊の仲間なら野薔薇ちゃんを連れて行った呪霊も特級相当の可能性が高い
私が行っても足手まといで逆に2人を困らせてしまうから
凄く心配だけど虎杖君と野薔薇ちゃんを信じて
式神を出した伏黒君と共に"モグラ"の出口を破壊する
コッチを早く片付けられれば早く伏黒君と共に2人の元へ行けるから
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【CLAP】
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