依依恋恋 | ナノ




翌朝


出張から帰ってきた五条先生に呼び出された


広い会議室に2人きりでしかも距離が近いのでなんだか少し気まずい



「マリン、まだ僕に話せないの?」


「その、あの時はびっくりしただけで大したことじゃ、、、」



虎杖君と映画を観た日の宿儺との事について聞かれるも


きっと皆からしたら大した事じゃないだろうから


言いづらくて口ごもると距離が近かった為簡単に抱き寄せられてしまった



「大したことじゃなくても話してよ。マリンが話してくれるまでここを動けないな」



そう言ってゆっくりアイマスクを下ろす先生


綺麗な瞳に吸い込まれるように先生を見上げながら


これから交流会なのに先生が動けないときっと困る人が沢山いる、、、


そう思って渋々口を開いた



「宿儺が、私の顔は呪いだって、、、」


「へっ?」


「両親が早くに亡くなったのも、忘れられたままおばあちゃんが亡くなったのも、その、、、いじめられてたのも、もしかしたら私が見えない呪いに呪われてるからかもしれないって思って」


「ハッハッハッ!違うよマリン!」



ポカンとしていたのに急に笑い出した五条先生


今度は私がポカンとする番だった





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