依依恋恋 | ナノ





「お前らおせーぞ!」


「パンダ先輩狗巻先輩、おはようございます」


「おーすまんすまんちょっと野暮用でな〜」


「めんたいこ〜」


「んだよ野暮用って」


「まぁまぁ、、、あり?他の1年ズは?」


「パシった」


「大丈夫か?」


「3歳児じゃねーんだお遣い位できんだろ」


「いやそうじゃなくて。今日だろ?京都校の学長が来んの」


「京都校の学長さん?は何しに東京校に来るんですか?」



交流会までは時間があるし距離も距離なので


今日は何かあるのだろうかとパンダ先輩に聞く



「交流会の打ち合わせ。一応内容が決まっているとは言え参加メンバーも場所も去年と違うからな」


「そうなんですね」


「特級案件に一年派遣の異常事態。悟とバチバチの上層部が仕組んだって話じゃん?京都の学長なんてモロその上層部だろ?鉢合わせでもしたらさァ」


「標的だった一年、、、虎杖は死んでんだ。恵達を今更どうこうするつもりもねぇだろ。京都のジジイだって表立って騒ぎは起こさねぇって」



パンダ先輩の言葉が真実なら


虎杖君が実は生きているとバレてしまったら


再び虎杖君や伏黒君や野薔薇ちゃん、先輩達にも危険が及んでしまうのではないだろうか


私は京都校の学長に会った事が無い為


勝手に夜蛾学長のような人だと思っていたので悲しい



「教員は立場があるけど生徒はそうでもないよな」


「、、、、来てるって言うのか?真依が」


「 ? 」


「憶測だよ。打ち合わせに生徒は関係ないからな。でもなァ、アイツら嫌がらせ大好きじゃん」



「誰か来てるんですか?」


「私の妹が京都校に居るんだが、今日来てるかもしれねぇんだ」



ため息交じりに真希さんが答えてくれた


雰囲気から妹さんとはあまり仲が良くなさそうだ、、、


だから通う学校も別なのかもしれない





2


【CLAP】
 【依依恋恋TOP】 



×
- ナノ -