依依恋恋 | ナノ



「呪力を奪うねぇ」


「低級なら余裕で祓えるな」


「でっでも、手で触れないと出来ないみたいなのでそれまで自分が無事だったらになるんですけど、、、」


「まぁこれからしごくからそれは追々だな」


「おかか〜」


「確かに、今日はマリンも疲れてるかもしれないから緩くにするか」


「そんな!大丈夫ですよ!」


「焦らなくてもまだ交流会まで時間はある。初日でバテて駄目になるより今日は走るくらいにしとけ。棘が怒るだろうしな」



真希さんがニコニコしながら振り返る


私も隣の狗巻先輩を見ると心配そうに見つめ返されてしまい何も言えなかった




高専に戻り各々動きやすい服に着替えてからグラウンドへ集合する事になった


入学した時制服と予備の制服しか渡されなかったので


一応購入しておいた運動着に着替える


薄水色に白いラインの入ったトラックジャケットと
同じ色のハーフパンツとジャージがセットで


色合いと値段で即決した物だ


今日は少し暑かったのでハーフパンツにしてスニーカーを履いて部屋を出ると


丁度野薔薇ちゃんもグラウンドへ向かうところだったらしい





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