依依恋恋 | ナノ





翌日



硝子さんと新田さんに一通り心配して頂いたが
沢山寝たのでもう大丈夫と伝えて任務に行き
無事に終えて寮へ帰る



「あ!宮内!もう大丈夫なのか?」


「そうよ!昨日倒れたって聞いたわよ!?」



共有スペースには虎杖君と野薔薇ちゃん、伏黒君が居た



「うん、昨日沢山寝たから大丈夫だよ。心配してくれてありがとう」


「ならいーけど、無理すんなよ?」


「マリンはしんどくても言わなそうよね」


「次からちゃんと伝えようって反省しました、、、」


「あ、そーなの?」


「うん!」


「遠慮せずに言うのよ?次私の居ない所で倒れたら許さないからね!」


「うっ、、、気をつけます」


「あんまり責めてやるなよ」


「おい伏黒ォ?ずっと黙ってたと思ったら第一声がそれ?大丈夫かも言えないの??」


「オマエ等が一通り言っただろうが」


「そんなんだからモテないのよ!」


「別にモテたかねーよ」


「まぁまぁ宮内も元気そうだしよかったじゃん」


「虎杖君も野薔薇ちゃんも伏黒君も、皆元気そうでよかったよ。なかなか会えなくて寂しかった、、、」


「私もよ!」



野薔薇ちゃんが正面から抱きしめてくれる



「最近知ったんだけどハグって安心するね」


「は?」


「私はマリンならいつでも歓迎よ」


「俺も俺も!」


「アンタは駄目に決まってんでしょ!勿論伏黒もね!!」


「デスヨネー」


「、、、、」



野薔薇ちゃんに怒られて寂しそうな虎杖君と
顔を逸らしてしまった伏黒君


皆のこの感じを見るのも少し懐かしい感じがする



「あ"!支払い今日までなの忘れてた!!私ちょっとコンビニ行ってくる!!」


「行ってらっしゃい」


「釘崎ってほんと自由よな〜」


「野薔薇ちゃんは真っ直ぐなんだよ」


「、、、そうだな。俺も爺ちゃんの保険の事で電話折り返さないとだから部屋戻るわ!二人ともまたなー!」


「またね〜」


「、、、、、」



野薔薇ちゃんに続いて虎杖君も居なくなってしまい


ずっと静かだった伏黒君と2人になってしまった



「伏黒君も元気だった?」


「あぁ」


「、、、、」


「、、、、」


「あの、何か怒ってる、、、?」


「、、、宮内には怒ってない」


「そっか、、、」


「何かあったらいつでもどんなことでも連絡入れろ。愚痴でも、相談でも」


「う、うん、ありがとう!伏黒君も何でも言ってね?」


「あぁ、、、しっかり休めよ」


「ありがとう!」



伏黒君も心配してくれてたみたいで
私の頭に優しく触れてから男子寮の方へ歩いて行く


最近よく色んな人に撫でられるので
何だか自分が良い子になれたような気がして嬉しい


皆の優しさに私も何か返せたらいいな







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