依依恋恋 | ナノ


夢主視点



「いますね、呪い」


「嘘つきー!!」


「六本木ですらねー!!」



六本木とは全く違う場所に連れて来られ
五条先生に虎杖君と釘崎さんが怒る



「地方民を弄びやがって!!」


「でっかい霊園があってさ〜、廃ビルとのダブルパンチで呪いが発生したってわけ」


「やっぱ墓とかって出やすいの?」


「墓地そのものじゃなくて墓地=怖いって思う人間の心の問題なんだよ」


「あー学校とかも似た理由だったな」


「ちょっと待って!コイツそんなことも知らないの?」


「実は、、、」



そういえばで虎杖君の事を細かく説明する伏黒君
段々表情が歪んでいく釘崎さん



「きっしょ!!!ありえない!!衛生観念キモすぎ!!」


「んだと?」


「これは同感」


「ま、まぁまぁ、、、」


「君達がどこまでできるか知りたい。ま、実地試験みたいなもんだね」



激しく動揺というか拒絶してる釘崎さんと
ショックそうな虎杖君
そんな2人に構わず話し始めた五条先生



「野薔薇、悠仁、2人で建物内の呪いを祓ってきてくれ」


「げ」



先生から呪具を受け取った虎杖君と
自分の呪具があるのか装備を整えて建物に入る釘崎さんの背を見送って
先生と伏黒君と近くの石に腰掛けて2人を待つ
先生は地面に腰掛けてるけど、、、



「やっぱ俺も行きますよ」


「無理しないの。マリンに治療して貰ったとは言え病み上がりなんだから」


「、、、でも虎杖は要監視でしょ」


「まぁね。でも今回試されてるのは野薔薇の方だよ」


「え、、、釘崎さん大丈夫かな、、、」


「もしもの時は俺も先生も居るから安心しろ」


「うん」


「悠仁はさ、イカれてんだよね。異形とはいえ生き物の形をしたモノを、自分を殺そうとしてくるモノを一切の躊躇なく殺りに行く。恵やマリンみたいに昔から呪いが見えていたわけじゃない。普通の高校生活を送ってきた男の子がだ。
才能があってもこの嫌悪と恐怖に打ち勝てず挫折した呪術師を恵も見たことあるでしょ。今日は彼女のイカレっぷりを確かめたいのさ」



建物の中の空気が揺れている気がする






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