依依恋恋 | ナノ





野薔薇視点




改めてこれから私が通う高専の生徒を見定める



赤いフードの奴
見るからにイモ臭い!
絶対幼少の頃ハナクソ食ってたタイプね


ツンツン頭
名前だけって、、、私偉そうな男って無理
きっと重油まみれのカモメに火をつけたりするんだわ


黒髪ストレートの女子
少し沙織ちゃんに雰囲気が似てる
性格も良さそうなのに自分の素材に気づいてないタイプね
まぁ近くに居る男がこれじゃ仕方ないか、、、



「私達ってつくづく環境に恵まれないわね」


「??」



私より低い位置にある彼女の腰を引き寄せる


女子っぽい、でも嫌じゃない優しくて甘い香りがする



「これからどっか行くんですか?」



ツンツン頭が勝手に話を進めようとする
ムカつく!



「フッフッフ、せっかく一年が4人揃ったんだ。しかもその内の2人はおのぼりさんと来てる、、、行くでしょ、東京観光」


「「東京観光!?」」


「え"」


「TDL!TDL!行きたい!!」


「TDLは千葉だろ!」


「はぁ?TDLのTは東京のTなのよ!そんなのも知らないのね!」


「TDLは千葉県だよ」


「ウッソ!そうなの!?」


「うん、前千葉県に住んでたから」


「ほら見ろバーカ!中華街にしよ!先生!!」


「中華街だって横浜だろ!!」


「はは、、、」


「、、、、」


「それでは行き先を発表します」



先生の言葉に虎杖と共に膝を着く



「六本木」


「ろっ ぽん ぎ ?」






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