ー6月
高専内を歩いていると出張から戻ってきていた五条先生と
以前病院で出会った、新田さん曰く七海さんが話しているところに出くわした
「こんにちは宮内マリンです。先日はちゃんと挨拶できず申し訳ありませんでした」
「丁寧にありがとうございます。七海建人です。」
以前も感じたが、佇まいや言葉の使い方がなんだか大人だなと思っていると
五条先生が七海さんの肩に腕を回す
二人とも背が高い
「こいついい奴だからまた会ったら話してやってね♪」
「うるさいですよ」
「あ、そーだ。明日はマリンにも恵と一緒に遠出して貰うから〜」
「宮内さん気をつけて下さい。この人は呪術界の中でも特に人使いが荒いし勝手だ」
「え、、、」
「やだな〜七海、僕は愛しの生徒達に期待してるだけだよ〜」
「、、、そうですか」
思い出したように重要そうな事をサラッと言ってくる五条先生と
きっと多分呆れている七海さん
「遠出ってどこに行くんですか?」
「ん〜?仙台だよ」
本当に遠出だった