依依恋恋 | ナノ





「残穢も気配もまるで感じられませんでした」


「っスか、、、となるとハズレ。ふりだしっスかね」


「でも時間かけるのはマズくねぇ?」


「なんでよ」


「だって有名な心霊スポットなんだろ?呪われてる人はまだまだいるかも。しかも今んとこ致死率100%これ以上人死には勘弁やろ」


「確かにね、、、」


「流行ってたのはバンジーっスよね!"飛び降りる"って行為が鍵なんじゃないっスか?」


「あっ、それは、、、」


「それはもう虎杖で試しました」


「え"!!もしかしてあのビニール紐で飛んだんスか!?」


「はい、、、」



良かった


新田さんの反応を見るにやっぱりビニール紐で飛ぶのは危なかったらしい


皆の反応のせいで私の感覚がおかしいのかと思っちゃった、、、



「あぁ!!いたーっ!!良かったー!!」


「「「「「?」」」」」



コンビニで買った物を各々食べていると
突然大声が聞こえた



「伏黒さーん!!」


「誰だっけ?」


「伏黒の後輩だろ?釘崎散々イジってたじゃん」


「どうしたんだろうね」



先程学校で話た男の子が自転車の後ろに女の子を乗せてやってきた


二人乗り怒られないかな、、、



「八十八橋って言ってたから、、、本っ当良かった!!」


「、、、藤沼?」


「「「「??」」」」


「同級生」


「姉ちゃんです」



自転車の後ろに乗っていた女の子は伏黒君の知り合いらしい


弟さんはヤンチャしてるみたいだけどお姉さんは落ち着いていて全然似てない



「ってことは宮内も知り合い?」


「私は2ヶ月くらいしか居なかったしクラスも違ったから、、、」


「一方的にだけど宮内さんの事知ってたよ」


「えっ!?」


「もしかして宮内も問題児!?」


「どー考えても伏黒のせいだろ」



虎杖君の質問に返していたら藤沼さんから知っていたと言われて驚いた、、、


卒業間近に転入したからかなと思いたかったけど
野薔薇ちゃんの言葉に首を横に振れなかった





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