依依恋恋 | ナノ





「3人共おっまたー!」


「五条先生!遅いって!」


「おかか〜」


「先生お疲れ様です」


「も〜マリンだけだよ僕に優しいの〜」


「わっ?」



拗ねた口ぶりの先生に正面から抱きしめられる



「マリン〜皆が僕に冷たい〜」


「ふふ、そんな事ないですよ、皆でお昼食べましょうね!」


「あぁ〜もうっ、大好きマリンっ」


「んん、五条先生、潰れちゃいます」


「宮内苦しそうなんで離してあげて下さい」


「ほら、変態馬鹿目隠し!さっさと食うもん出せ!」



伏黒君と真希さんが五条先生を離してくれて


近くに立っていた虎杖君と狗巻先輩が呆れた表情で五条先生を見ている



「、、、、宮内も大変だなぁ」


「明太子」


「ご、五条先生も朝から食材受け取りに行って疲れてるんだよ」



少し離れた所で野薔薇ちゃんとパンダ先輩がニヤニヤしながら何か話してるけど
遠くて声が聞こえない


強いし先生なのに、生徒にこんなにイジられちゃう五条先生は
ギャップがあってちょっと可愛く思えてしまう



「すっげー!めっちゃ新鮮って感じじゃん!」


「野菜も海鮮も肉も輝いて見えるわ!!」



五条先生が発泡スチロールの箱を開けると
ドライアイスの煙の中から見るからに高級そうな食材が姿を現し
虎杖君と野薔薇ちゃんが感嘆の声を上げる



「私バーベキューって小学校ぶりかも」


「俺も学校行事以外でやったこと無いな」



まな板と包丁の準備を始めた伏黒君の側に行くと
私が立つスペースを空けてくれる伏黒君



「俺も切る係するー!」


「虎杖君料理上手そうだよね。じゃあ私切ったの入れるお皿準備するね」



まな板と包丁は2つずつしか無かったので
切るのは最初から居た伏黒君とやりたいと言う虎杖君にお願いする事にして
伏黒君の隣から動こうとすると


虎杖君に後ろから両肩を掴まれてしまった



「いや!3人で切ろう!」


「えっでも包丁が、、、」


「、、、、」



私の背後で何やら慌ててる虎杖君とそんな虎杖君を見ている伏黒君



「じゃあ伏黒君と交代しながら切ろうかな?」


「おう!」


「ほ〜ら真希さんが割った薪さんだぞ大事に使えよ」


「オマエの頭も割ってやろうか」


「おーこわ、棘この紙に火点けて」


「ツナマヨ」



バーベキュー用のコンロを囲みながら
パンダ先輩が真希さんに叩かれ
五条先生と狗巻先輩が火を点けようとしてる


野薔薇ちゃんの姿が無い





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