依依恋恋 | ナノ




「用が済んだらさっさと帰ってね」


「は、はい、、、」


「すまないね、縄張り意識の強い連中なんだ」


「いえ、、、お二人共ありがとうございます」


「アア、それより加茂。何故手を繋いでイル」


「心細いと思ってね。ところでメカ丸に何の用だったんだい?」


「あっ、あのそれは、、、」


「だぁーっ!!やっぱ絡まれてたか、宮内は私がここに泊まって良いって言って来ただけだから!」


「、、、庵先生。私は真依達に絡まれてた宮内さんを助けただけです」


「そうなの?全くあの子達は、、、悪かったわね置いてって」


「いえ、加茂先輩とメカ丸先輩が助けて下さったので」


「、、、アンタほんとにそのままなの?」


「今ハこのままでイイ」


「あっそ」



与先輩が交流会が終わったとは言え
京都校の皆さんの任務が落ちついた頃に姿を見せたいと言っていたので
歌姫先生はきっとその事をもう一度聞いたんだと思う


与先輩は京都校の人達が好きなんだな、、、


東京校の皆が仲良いように
京都校には京都校の絆があるみたい



「夕食くらい奢るけど来る?どうせ暇でしょ?」


「いいんですか?」


「呼んだのは私だし、あの子らと食堂で会うのも気まずいでしょ」


「お言葉に甘えて、、、」


「それなら私も行こうかな」


「は?アンタには奢らないわよ??」


「勿論、自分で支払います」


「、、、俺モ」


「アンタは食べないでしょ!!」



与先輩本体だったら一緒に行けただろうに


京都での夜ご飯は歌姫先生に
チェーン店の和食レストランに連れてって頂いた


京都らしくないとため息混じりに加茂先輩が言うもんだから
歌姫先生が怒っていたけど


私は行ったことのないお店だったので
道中の京都の町並みも含めて新鮮な気持ちだった






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