依依恋恋 | ナノ





「あの、傷治しましょうか?」



野球の前に治療しようと加茂先輩に声をかけると
目を見開かれてしまった



「、、、ありがとう、だが敵に対してその慈悲は呪術界では危険だよ」


「は、はい、、、」


「でも交流会が終わったらお願いしようかな」


「はい!もちろんです!」


「もういいだろ、行くぞ」



厳しいけど優しい先輩だと思っていると
伏黒君に手を引かれたので皆と着替えに行くことに



「あれっ?野薔薇ちゃんと真希さんはユニフォームなの?」


「あれっ?マリンは、、、チア服!?」


「どーせ人数調整だろ」



歌姫先生に手渡された服に着替えると
私だけ皆と違った、、、



「おっ!いいねチア!」


「歌姫わかってんねぇ〜」


「そもそもウチの方が人数少ないしこうなるでしょ」



こんな場所もあったのか
野球場に着くと虎杖君と五条先生に囲まれてしまった


そういえば。と歌姫先生にポンポンを渡されたけど
1人だけで応援するのは何だか恥ずかしいし
普通の服より生地が少なくてソワソワしてしまう



「いいなぁ青春だねぇ」


「っ!?は、離して下さい、、、」



五条先生に後ろから抱きしめられてしまい
身動きが取れないのと服装も相まって顔が熱くなる



「可愛いねマリン」


「おい離せ変態」



音からして真希さんが五条先生の頭を叩いたのか
結構な音がしたし
試合開始前ということもあってかすぐに離れて貰えた


真希さんの側に行けば頭を撫でてくれる



「よしよし、変態はいつでも退治してやるからな」



野球のユニフォームも相まって真希さんは



「かっこいい、、、」


「やっぱ真希さんよね」



野薔薇ちゃんもユニフォームが似合ってる
私も参加できなくてもいいから皆と同じのが良かった、、、



「宮内の側に居ろ」


「あ!ありがとう伏黒君!」



伏黒君が式神の黒い犬を出してくれたのでしゃがんで撫でると
嬉しそうに尻尾を振ってくれるので私も嬉しい


時間も時間なのですぐに試合が始まった
守備の時はベンチに一人になってしまったけど
伏黒君の式神が一緒に居るので寂しくは無かった







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