依依恋恋 | ナノ





「早かったわね!」


「うん、ドライヤー新しいのにしたからかも。良いの教えてくれてありがとう」


「でしょ!あれちょっと高いけど早いし便利よね〜」



野薔薇ちゃんに出迎えられ中に入ると


伏黒君がベッドの上でピザを食べていた


虎杖君もベッドの側に椅子を寄せてモグモグしてる



「伏黒君お邪魔します、、、って大丈夫?治そうか?」


「いや、、、頼む」


「どっちよ!つーか何マリン来てから緊張してんのよ!」


「宮内ってあんま男子寮来ないもんな!」


「うん、初めて来たかも」



視線を合わせてくれない伏黒君の治療をして


野薔薇ちゃんの傷も見る



「野薔薇ちゃんの傷も治すね、、、」


「なーんかマリンに治して貰うと傷だけじゃなくて体調も良くなってる気がするのよね」


「そうなの?」


「薬キメてるみたい!」


「、、、野薔薇ちゃん薬使った事あるの?」


「例えよ、例え」


「そ、そうだよね」



チラりと虎杖君に心配そうに見られる


自分の寿命を使ってないと言ってあるけど


心配してくれてるのかな



「これ、宮内の分。温めるか?」


「ありがとう!まだ温かいし大丈夫だよ」



伏黒君がピザを手渡してくれて


どこに座れば良いかキョロキョロしていたら


ベッドの空いている部分を軽く叩かれたのでそこに座る



「お邪魔します」


「、、あぁ」



座って良いって事じゃなかったのかな


伏黒君はまた顔をそらしてしまった






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