「、、、ん」
「目が覚めたか」
「おはようマリン」
目を開くと寮の自分のベッドで横になっていて
部屋には硝子さんと五条先生が居た
「あ、あの、、、、あの人達は?」
「死んでたよ」
「マリンが気づいた時にはもう死んでたんでしょ?あの状態じゃ誰にも出来ることは無かったさ」
「でも、、、」
せめて元の形に治してあげたかった
御本人も御遺族もきっとその方がいいはずなのに
死んでしまった命に対して私は何もしてあげられなかった
「特級二体に遭遇したのにマリンが無事で本当に良かった、、、」
そう言って側に立っていた五条先生が私のおでこにゆっくりキスをする
「っ、、、、」
過呼吸を治す為とは言え五条先生の唇が私の唇に重なったのを思い出して顔に熱が集まる
咄嗟に首元までかかっていた掛け布団を鼻まで被る
「、、、思い出しちゃったの?かーわい」
「おい五条、セクハラだぞ」
「マリンにしかやんないよ」
「ったく、そういう問題じゃないだろ」
私の頭を撫でて五条先生が体を離すと部屋の扉がノックされた