依依恋恋 | ナノ




『開始1分前でーす。ではここで歌姫先生よりありがたーい激励のお言葉を頂きます』


『はぁ!?え、、、えーっと』



五条先生と歌姫先生が話しているのは今日初めて見たけど


何となく2人の関係性がわかって


歌姫先生が五条先生が来た時露骨に嫌そうにしたのも納得できてしまう



『あー、、、ある程度の怪我は仕方ないですが、、、そのぉ、、、時々は助け合い的なアレが、、、』


『時間でーす』


『ちょっ五条!!アンタねぇ』


『それでは姉妹校交流会、スタァートォ!!!』


『先輩を敬え!!ピーガガッ』



皆が冷めた表情のまま始まってしまった交流会


でも緊張が解けて良かったと思ってしまった


皆で一斉に走り出す


伏黒君は式神を出しながら走っていて器用だ



「お!宮内走れんね!」


「うん!呪力を使わなきゃ皆についてけないけど」


「すげーじゃん!!、、、ボス呪霊どの辺にいるかな?」


「放たれたのは両校の中間地点だろうけど、まぁじっとはしてないわな」


「例のタイミングで索敵に長けたパンダ班と恵班に分かれる、後は頼んだぞ悠二」


「オッス!!」


「バウッ」


「!!」



伏黒君の式神の黒い犬が吠えると目の前に蜘蛛のような呪霊が現れた



「どごいグのぉ〜?」


「3級だな」


「先輩ストップ!!」



バガッ



「「「「「「!!」」」」」」



3級呪霊を祓おうとした真希さんを伏黒君が止めた瞬間


木を破壊しながら東堂先輩が現れた



「いよぉーし!!全員いるな!!まとめてかかってこい!!、っ!」


「散れ!!」



その東堂先輩の顔に虎杖君が膝蹴りをし


真希さんの合図と共に虎杖君以外が二手に分かれる



「本当に来ましたね、、、」


「そうね。あと分かっちゃいたけど化け物ね」


「そっ、だから無視無視」


「ツナ」



虎杖君が東堂先輩を止めてくれている間


私達は他の京都校の人と交戦、もしくは対象の呪霊を見つけて祓わなければならない


虎杖君なら大丈夫


心配していないと言ったら嘘になるけど


私はこの短期間に色んな事を乗り越えて強くなり


更に強くなろうとする虎杖君を信じて


先輩達と野薔薇ちゃんと共に走った





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