依依恋恋 | ナノ





「もしかして1人で行かないとって言ってた映画って、虎杖と?」


「うん。1人で寂しいだろうから時間がある時会いに行ってたんだ。伏黒君にも話せたら良かったんだけど、、、」


「そうか。宮内も大変だったな」


「っ、ありがとう、黙ってて本当にごめんね、、、」


「あー!恵がマリン泣かせた〜」



共に戦い、そして守るために犠牲になったと思ってた同級生が実は生きていたなんて


きっと誰でもすぐに伝えて欲しい事を


知っていて隠していたのに優しくして貰えて


じわじわと視界が潤む


頑張って堪えていたのに


五条先生に背後から抱きしめられその軽い衝撃で涙が溢れてしまう



「なっ、そんなつもりは」


「伏黒ォ!アンタ何私が目離した隙にマリン泣かせてんのよ!!」


「おかか〜」


「宮内大丈夫?俺のせいで伏黒に何か言われた?」


「っ、違うの、皆が優しくて、、、っ」


「あーもう泣くなって、だいたい事情は察したし詳しくはこのバカから聞くから」


「ほら、悟もマリン離してやれ」



パンダ先輩が背後の五条先生を剥がしてくれて


狗巻先輩がハンカチで優しく目元を拭いてくれる



「ん、、、ありがとうございます」


「しゃけ!」



優しく微笑みながら頭を撫でてくれてそのままその手で私の手を取る狗巻先輩


手を繋いで歩いてくれるらしい



「、、、さ、京都校の面々は歌姫に案内してもらって、僕達も控室行こっか。歌姫場所覚えてるー?」


「覚えとるわ!!」






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