依依恋恋 | ナノ




「僕はマリンが好きだ。君が想像している何倍もね。でも限られた青春を邪魔したくはないからもう少し我慢してあげる」


「私も五条先生の事好きですよ」


「、、、うん、今はそれでいいよ。だからずっとここに居てね」


「?、、、先生も居なくならないで下さいね」


「もちろんだよ」



そう言って身体を離して私の手に触れる先生



「この小さい手で沢山助けて、偉いね」


「わっ、、、ふふっ先生も偉いです」



片手を繋ぎながらもう片方の手で頭を撫でられたので


私も先生の頭を撫でようと背伸びすると


身体を屈めて頭に触れさせてくれる先生



「はぁ、、、ずっと2人で居たいけど今日はこれから交流会だし悠仁が生きてることを知らせなきゃだからね。2年が一緒だから大丈夫だろうけど、無理しないでねマリン」


「ありがとうございます。頑張ってきます!」



五条先生はアイマスクを着けて七海さんと虎杖君の元へ


私は先輩達が居るであろう高専の入口へ向かった



先生が学生時代取り返しのつかなくなった事は何なんだろう


きっとそれを相談出来るのは先生と同期の硝子さんや


学長だけだろう


もしかしたら2人にも話せていない事があるかもしれない


それをいつか先生が誰かに吐き出せるといいな





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