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ちょっとボーっとしてしまったりしつつも
何とか朝練を乗り越えた


正直優しくて大人な澤村先輩に告白されると思ってもいなかったので


今日は授業も全然集中出来なかった



「ねぇ」



放課後ぼーっと部活に向かっていると
背後から突然声をかけられた



「びっ、くりしたぁ、、、月島君お疲れ様」


「、、、朝から心ここにあらずだけど、何かあったの?」


「んえ?いや、、、うん、ちょっとね、、、」


「、、、誰かに告白でもされた?」


「え!?」


「ちょっと、冗談のつもりだったんだケド、、、」


「あっ、嘘、、、」



あからさまに動揺しすぎて月島君にバレてしまう
でも誰にとは言ってないし、月島君は変な噂とか流したりしないだろうし、、、



「、、、僕さ」


「、、、うん」


「キミの事、気になってたんだよね」


「へっ?」



驚いて月島君の方を見ると
顔を真っ赤にして私を見ていた



「最近の感じに満足してたはずだったケド、誰かに取られるのは嫌だな、、、」


「そ、その、、、本当に?」


「僕はこういう事嘘でも言わないヨ」



少し拗ねたように言う月島君は
顔が赤いままで、本当なんだって思い知らされる



「あの、少し考える時間貰えないかな、告白されるの自体初めてで、しかも2人から同じ日にってちょっと混乱してて、、、」


「、、、うん、待つよ」


「ありがとう」



そう言って別れた月島君は
部活中目が合うと頬を少し赤らめて視線をそらすから
どうしても意識してしまう


それを澤村先輩にじっと見つめられていた事に気付いて
それにもドキッとしてしまう



人生初のモテ期かもしれない



なんて呑気な事考える余裕はなくて


ひたすらミスをしないようにマネージャー業務に意識を向けることで


何とか今日一日を乗り越えた





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