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部室棟の裏の、大きな石が並んでいるところに腰掛ける


拭っても拭っても、涙が止まらなくて


やっぱり部活何て入るんじゃなかったと、思考を止めたいのに後悔が駆け巡って余計に涙が溢れた


私が辞めれば迷惑かけず皆部活に集中できるし
私が赤点をとっても合宿関係なくなるし
月島君も私に勉強を教える時間を他の事に割けるし
私が居ない方が皆幸せなんじゃないかと我ながらネガティブな思考になっていた



「宮内!こんなとこに居たのか!」


「さ、むら先輩!?」


突然足音が聞こえたと思ったら、軽く息を切らした澤村先輩が現れた


「宮内、どうした?俺で良ければ話を聞かせてくれないか?」


「、、、だ、めです、せんぱい、部活にもどってくださっ」


「こんななってる宮内を置いていけるわけないだろ〜」



澤村先輩が来た時に止まったはずなのに、声を出したらまた涙が溢れてしまう
困ったように笑いながら澤村先輩が隣に座る



「そうじゃなくても試験前でストレスなんだし、全部上手くやろうなんて考えなくて良いんだぞ」


そう言いながら優しく頭を撫でられる


「でも、、、皆はちゃんとできるっのにっ」


「あぁもう、そんなに泣いたら目腫れるぞ〜」


そう言いながら軽く抱き寄せて、背中をポンポンと優しく叩いてくれる



「、、、おかあさん」


「コラ、誰がお母さんだ!、、、よしっ、泣き止んだな!」


体を離して、キリッとした表情をされるから次に何を言われるのかと身構える


「ほんとは今日は帰って良いぞって言いたいところだけど、このまま帰すのは心配だし、とは言え皆に会うのも気まずいだろうし、、、荷物まとめて、部活が終わるまで図書室で待っててくれないか?」


「えっ?」


「宮内帰る方向一緒だし、送るから」


「私、1人で帰れます!」


「ダメだ。暗くなってきたし、主将命令です」



そう告げられ逆らえるはずもなく、部活に戻っていく先輩に再三釘を差されたのもあり
着替えてから図書室で時間を澤村先輩を待つことにした




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