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「おい!おい!!」



支えている俺の腕の体温より酷く低いその身体に
心拍数が嫌に上がっていく



「もうすぐ家入さんが来る!それまで耐えろ!!耐えてくれ、なぁ、、、宮内!!」



俺を見つめながら、懸命に何か言いたげに震えるも声を発さないその唇に
俺の声も段々と力を失っていく



「頼む、死ぬな、、、死なないでくれ、、、」



呪術師に悔いのない死なんてない
そんなのわかりきってるし今までだって他人の死を目の当たりにして嫌という程思い知らされてきた
それでも、死ぬ側に溢れているであろう悔いも
死なれる側、俺に溢れている悔いが止まらない
止められそうになくて手が震えだす



「まだ、何もお前に言えてねぇんだ、だから頼む、、、」



虚しいくらいに見つめることすらしてくれなくなった彼女に
一方的な口づけを落とす


きっと俺が死ぬその時まで、この後悔が消えることはないだろう


想いを告げていたからどうとなる訳でもない


今日までを違う時間を過ごせていたかもしれない


いや、ただ知っておいてくれるだけでも良かった


一生拭いきれない後悔に呪われ続けながらまともに生きられるほど


俺は強くないんだ






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