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呪霊の攻撃を受けて家入さんの治療を受ける



「んー、傷は治せたがその副音声?はしばらく治るまで時間かかるかもなぁ、、、同じ事言ってる?」


「、、、、ちょっと言葉より楽しそうな雰囲気だけど、だいたい同じ事言ってます」


「バレたか」



呪霊の攻撃を受けてから何故か相手が何を考えているかわかるようになってしまったのだ


厳密には相手が考えているであろう事が脳内に言葉として流れてくる


それのおかげで特に言葉を発するような呪霊でもなかったのに


動きが読めて祓うことが出来たのだが


なかなかこれが治らないのである



「まぁ今のところ害は無さそうだし、明日になっても治らなければまた来い。明日には五条が帰ってくるから何か見えるかもしれん」


「はい、、、これから皆の本心を聞きながら生きていきます、、、」


「ハハッ、面白そうな事わかったら教えろよ」



好奇心なのか他人事なのか


家入さんは楽しそうに笑いながら見送ってくれた


私は内心実は皆に嫌われてたらどうしようという不安でいっぱいなのに、、、、


ちなみに同行して下さってた冥冥さんは


期待を裏切らずお金の事を考えていたので安心した



「あ、虎杖君伏黒君お疲れ様」


「おー宮内!お疲れ!」『制服ボロボロだ』


「お疲れ」『可愛いな』


「えっ?」



寮に行くと虎杖君と伏黒君に会ったので声をかけると


伏黒君と思われる副音声が不可解な言葉を流した



「ん?どったの?任務大変だった?」『宮内疲れてんのかな』


「またお前は考えなしに突っ走ってったんだろ」『家入さんに治療されたのか、、、無事で良かった』


「うっ、うんちょっと攻撃受けたんだけど家入さんに治して貰えたよ」


「そっか!無事で良かったよ」『宮内も頑張ってるな』


「、、、、」『可愛い』


「き、今日は疲れちゃったから部屋に戻ろうかな、、、2人もゆっくり休んでね」


「おう!お疲れ!」『俺も飯食って寝ようかな』


「あぁ」『もう行くのか、、、』


「お、お疲れ様ー!」



脳の整理が追いつかず


そこまで疲れているわけではなかったけど


足早にその場を離れ自分の部屋に駆け込む


いつも無表情か不機嫌そうな伏黒君が


副音声だと声色が優しくて


流れてくる言葉も予想外過ぎるのだ


いや、もしかしたら案外これは関係無い言葉が聞こえるだけで


本当は全然別の事を皆考えているかもしれない


冥さんと家入さんと虎杖君がそれっぽかっただけで


呪霊は何か、私の神経が研ぎ澄まされてた的なアレで祓えたんだきっと





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