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交流戦が近いので参加する学年はグラウンドに集まる事になった



グラウンドに下りる階段に腰掛けて居ると
背後に気配を感じると同時に体を長い腕に包まれた



「宮内先輩、背後取らせちゃダメって言ってるでしょ〜」


「ふふ、だから五条君からは難しいって」


「俺以外ダメだよ?」


「はーい」



階段で私の一段上に腰掛けた五条君に抱きしめられているので
長い脚が私の体のサイドにあるし
腕に包まれていて彼の愛情が全身に伝わってくる



「好き、ほんと大好き」


「私幸せ者だなぁ」


「もっと幸せにするから」


「うわ〜マリン先輩が五条に捕まってる〜」


「こんにちは宮内先輩。いつもうちの悟がお世話になってます」


「こんにちは硝子ちゃん、夏油君。私がお世話になってるんだよ」


「うるせぇな、お前らは先輩に近寄んな、見んな、話しかけんな!」


「前よりも拗らせてるね悟」


「ウケるー」


「ダメだよ五条君。皆にも優しくしようね」


「、、、、うん」



不満そうながらもそう答えて更に密着して
私の首元に顔を埋める五条君



可愛い可愛い後輩君は


かっこよくて愛も強い彼氏君になりました






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