2
「呼びに来てんじゃねぇよ」
「本当に夜蛾先生が呼んでいたんだ、仕方がないだろう」
「チッ」
「先輩に素の五条見せてー」
「さすがの宮内先輩も可愛がらなくなるかな」
「はぁあ？？ぜってぇお前ら余計な事言うんじゃねーぞ？？」
「五条家の名前使って脅せば付き合ってもらえるんじゃないのー？」
「悟は先輩と恋愛がしたいのさ、全然意識されてないけどね」
「るせーよ」
硝子と傑にまともに言い返せなくなるくらいには
宮内先輩が好きだし
全く男として意識されていない
かと言って可愛いもの好きでふんわりしてる宮内先輩に
他の奴同様の俺は出せず
せめて可愛い後輩と思って貰えるように努力している
「まぁストレートに告白してもいいと思うんだけどね、私は」
「はぁ？」
ニヤつく傑にムカつくが、それも一理あると思ってしまった
[ 34/77 ]
[＊prev] [next＃]
[mokuji]
[しおりを挟む]