1 家族ぐるみで幼少期から知り合いで神覚者のオーターさんに呼び出された 何の話だろう、、、 緊張しながら指示された部屋の扉をノックすると入るよう言われる 「失礼します、お久しぶりですオーターさん」 「ええ、まずは選抜試験への出場おめでとうございます」 「ありがとうございます!」 久しぶりに見る彼はやっぱり少しワース君に似ていて でもあまり口角の上がらない表情に少し身構えてしまう 「選抜試験出場にあたって君にお願いがあるのですが」 「はい」 「今回の神覚者候補選抜試験に出場するマッシュ・バーンデッド、奴を最初の試験で退場させて下さい」 「えっ?な、何故ですか??」 「奴は魔力を持たないにも関わらず、処分されることなくあろうことかこのイーストン魔法学校に入学し、今回の試験に参加する。これは本来許されない事です」 「で、でも入学出来たということはウォールバーグ校長がお認めになったということでは?」 「、、、そのウォールバーグさんが正常な判断を出来なくなっている。なのでこの私が水面下で動いています。そしてその手伝いを君に頼みたい」 「っで、でも、最終試験ならまだしも、最初の試験で退場させるなんてこと、私には、、、」 「貴女はアレリウェル家の人間でありながら、魔法界の規則に反する存在を許すのですか?」 「そういうわけではっ、、、」 オーターさんの雰囲気と言葉の圧に押され 思わず後ずさるもすぐ後ろの扉に背が当たってしまう [ ← | → ] |