2 「とととととりあえずマリンちゃん離れててててててててて」 「あっ、うん、ごめんねマッシュ君大丈夫?」 すんなり離れたマリンちゃんのおかげで 熱は引いたけど 何だか物足りない、何とも言えない感覚が残った 「、、、、僕、病気かもしれない」 「ええ!?」 「バンブー!?」 僕が胸を押さえながらそう言うと マリンちゃんと先輩が慌てた 「、、、マッシュ君、それ病気じゃないかも」 「えっ?フィン君何かわかるの?」 「いやごめん、何となく察したと言うか多分だけど、マッシュ君のそれは病気っちゃ病気だけど、害があるものでは無いから大丈夫だよ」 フィン君が言っている事がわからなくて?を沢山飛ばしていると それを理解したであろうフィン君が困ったように笑った 「僕の口から言うのは違うと思うからはっきり言えないけど、成長痛みたいなもんだと思って大丈夫だよ」 「そっか、、、」 「良かったマッシュ君、病気じゃなかったんだね!」 「バンブー!」 フィン君の控えめな笑顔よりも 先輩の満面の笑みよりも マリンちゃんの笑った顔を見ていたいと思ってしまった僕は 何かの魔法にかかってしまったのかもしれない [ ← | → ] |