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「えっ!?あの、、、ここ私の部屋なんですけど」



翌日、授業が終わって寮に帰ると
昨日の神覚者様が私の部屋で座っていた



「君に話があって来ました」


「え、神覚者様って暇なんですか?」


「、、、ケンカ売ってるんですか?」


「あぁいや、あの、一応女子の部屋ですけどここ、、、」


「っ!、、、直接話すには部屋で待った方が合理的だと判断しただけです」


「そうですか、、、」



これ以上言及しないことにした
一瞬昨日みたいに赤くなったけど何か機嫌悪そう、、、



「、、、昨日のお礼に私に何か出来ることはありませんか?」


「えっ昨日??私ただ眼鏡を拾ってかけてあげただけで、お礼なんか貰うことしてないですよ!」


「私は借りは作らない主義です」


「そ、そうなんですね、、、別に貸しとも思ってないんですけど、、、」


「君の意見は聞いていない」



お礼がしたい割に随分と偉そうな神覚者様だなと思いつつ
何か言わなきゃととりあえず口を開く



「眼鏡を、、、外してもらえませんか?」


「、、、これでいいですか?」


「うぐふっ」



開口一番に失敗したなと自分でもわかってはいたが
止められずに、なんなら断られると思って言ってみると
即眼鏡を外されて思わず吹き出してしまった


部屋の温度が下がった気がする



「君は、一生物を見られなくされたいんですか、、、?」


「めめめめ滅相もございません!!!純粋にギャップに驚いただけでございます!!!ありがとうございます!!!!」


「、、、まぁいいでしょう、これで昨日の借りはお返ししたと言うことで」


「はい!!わざわざありがとうございました!!」




扉が閉じた瞬間思わずため息が漏れた



昨日別に名乗ってないのに
何で私の部屋がわかったんだろう、、、





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