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さっきの国見君の反応が気になったまま
授業に全然集中できなかった



「、、、俺怒った顔してた?」


「う、うん、、、」



授業が終わって皆が話始めた途端
意外にも国見君が会話を再開させてきた



「ごめん、そんなつもりなかったし、宮内に怒ってた事ないよ」


「、、、そうなんだ、私も勘違いしててごめんね」




そうは言うものの、不機嫌そうだったのは事実だし
話しかけづらかったけどな、、、やっぱ私何かしたかな、、、と、
私が納得していないのを察したのか
国見君が座ったまま体をこちらに向けてきた



「その、宮内と話すの久しぶりでずっと身構えてたと言うか、緊張、、、してただけで、、、その、本当にごめん」


「えっ、い、いいよそんな謝らないで、顔上げて」



必死に考えながら言葉を紡いでくれたのがわかったし
頭まで下げられてしまって慌てる



「その、、、これからは俺も宮内に話しかけていい?」


「もちろんだよ!私も国見君と話したい!」


「、、、うん、、、ありがとう」



少し照れたように微笑んで前を向き直した国見君にドキッとした
席替えをしてからのわだかまりも解けたし、安心したのかもしれない



「これからもお隣よろしくね」


「うん、よろしく」



前を見たまま答える国見君だったが
色々と誤解が解けたので今は特に気にならない


国見君と何の話をしようか考えていたから
次の授業も集中できずにいた
ノート写させて貰おうかな、、、




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