1




たまたまつけたテレビに映ったプロバレーボールチームの特集
何人か見慣れた人達が続いたのでじっと見ていると
シャワーを浴びて髪がペタッとなってる鉄朗がいつのまにか隣に座っていた



「うわっ、びっくりしたぁ」

「うわとは失礼だな〜、、、ずいぶん集中して見てましたね〜マリンさん」

「ぼーっとしてたかも」

「声もかけたんですけどねぇ〜」

「ごめんって、知ってる顔が多かったからつい、、、」

「、、、影山とか?」

「えっ?まぁ確かに飛雄もいたけど、、、」

「ふ〜ん」



口を尖らせながら座ったまま私の腰に腕を回し
肩に額を押し付けてくる



「ヤキモチですか?てつろー君」

「、、、そうですけど?」

「えっ、素直過ぎて怖い」

「お前俺の事なんだと思ってるの?」

「ごめんごめん」



腰に腕を回したまま顔を上げる鉄朗を見つめ返す




[ 34/74 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]



×
「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -