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「お帰りなさい!」
「!!ただいま」
家に帰ると、良い匂いと共にマリンが玄関にパタパタとスリッパを鳴らしてやってきた
「どうする?シャワーする?」
「いや、朝飯食う!」
「準備するね!」
「おう」
手を洗おうと洗面所に向かうと
昨日置いておいたバッグから出されたであろう洗濯物が洗濯機の中で回っており
バッグの中には新しいタオルと服が入れられていた
「わっ、どうしたの?」
「いつもありがとう、、、ゴザイマス」
手洗いうがいをしてキッチンで朝食の支度をしてくれているマリンを、手元が危なくないのを確認して後ろから抱きしめる
「もう、こちらこそ、いつもありがとうだよ、旦那様」
「うぐ、くっそ、マリンが可愛すぎる、、、」
後ろから抱きしめていたのに、体を回転させて正面から見上げられる形で抱き返される
「飛雄くんがこんなにストレートに褒めてくれるの、皆知らないんだろうなぁ」
「知らなくていい、マリン以外」
「幸せにしてくれてありがとう」
「俺のが幸せだ、ボケ」
今日1度目のキスをするとそっと離れられ、朝ご飯でしょ!っと言ってキッチンから追い出されてしまう
寂しさを紛らわすようにテレビを付けてリビングのソファの前に座る
「はい、おかわりは言ってくださいね〜」
俺の座っている目の前にあるローテーブルに、お盆に綺麗に配置された彩りと栄養バランスの良い和食が置かれた
一度キッチンに戻ったマリンが自分の分を持ってくるのを待ってから一緒に手を合わせる
「「いただきます」」
具が沢山入った豚汁が米に合いすぎていつもより多めにご飯をおかわりしたら
「そんなに食べて大丈夫?」とマリンが嬉しそうに笑った
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