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「おい山口、月島が俺のクラスの女子に連れて行かれたぞ!」


「えっ?ツッキーが??」



数日後の昼休み、廊下で出会った機嫌の悪そうな日向にとんでもない事を聞かされた


「田中さんがあれは絶対告白だって、くそ〜月島のくせに〜」


「なんか悔しそうだね日向、、、」



偶然田中さんと居る時にでも目撃したのか、またとんでもない人に見られちゃったなツッキー、、、
と、放課後部活の時いじられて苛つかないか内心不安になりながら日向と分かれ歩いていると
空いている廊下の窓から聞き覚えのある声が聞こえた


「それで、何の用でしょうか?」


「お昼休みなのにごめんね月島君、、、」


こんな漫画みたいな展開あるのか!?ってくらい、ツッキーと日向が言っていた女子っぽい人が外に一緒に居るところだった


「、、、」


「その、、、好きです月島君!私と付き合ってくれませんか!」


「すいません」


間髪を入れずツッキーが答える
このまま聞いていて良いのだろうかと、壁側に隠れながら悩むが好奇心には勝てなかった


「その、、、ダメ、と言うことでしょうか?」


「ハイ」


「もしかして、宮内さんと付き合ってますか?」


「、、、付き合って無いケド、それって君に何か関係ある?」


「ご、ごめんなさいっ!」



声色で察するに、不機嫌そうにツッキーが答えたのか
女子が走っていく足音が聞こえた



「何してんの山口」


「ひぃっ」


急に窓からツッキーが顔を覗かせて思わず飛び上がった
隠れる前にもうバレていたんだろうか、さすがツッキー、、、


「あ、上履きのまま外に行ってたんだね」


近くの扉から入ってきた彼に声をかけると
とても機嫌が悪そうだった


「行ったと言うか連れてかれたと言うか、時間をとても無駄にした」


「お疲れ様ツッキー!」


「それ煽ってんの?」


「!?いや!まさか!!」





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