「つまり宮内マリンは帝光出身で何故か帰宅部だったのにキセキの連中に気に入られてた。そしていつも自分で弁当を作って来てる.....と」


「あのー、宮地さん、そろそろ授業始まるんで......」


「あ?そうだな.....とりあえずサンキューな。続きは部活の休憩時間にでも」


「えぇっ?マジっすか.....」

「もう話すことなどないのだよ....」

「あ゙?仕方ねーだろ、今のところ接点無いんだから。いつもお前等がどんな話してんのか教えてくれればいーんだよ」



失礼な事に後輩2人はゲッソリしながらため息を吐く


「あっ!」


とりあえず自分も教室に戻ろうと屋上の扉の方へ行こうとしたとき、


高尾が急に元気になった



「じゃあ宮地さん、今日は真ちゃんのわがまま一回分使って、マリンちゃんに部活見学して貰うってのはどうっすか??」


「高尾マジか!」


「高尾にしては良い案なのだよ」


「ちょ、真ちゃん、俺にしてはってどゆこと!」


「じゃあお前ら、これからもよろしくな」


「え、ちょ、宮地さんいつもより笑顔怖いっ」


「面倒な事になったのだよ...」


「何か言ったか?」


「「いえ、こちらこそよろしくお願いします」」



あの緑間と高尾がハモった瞬間だった





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