「宮地せんぱーい、なんすか話って」

ムカつく事に不機嫌そうな顔をした緑間を連れて、少しバカにしたような表情の高尾が近づいてきた



まぁ、2人をメールで屋上に呼び出したのは俺なんだけど





「てめぇらなんだその顔は!轢くぞ!」


「えー、真ちゃんちゃんとしてよー」

「お前の顔の方がだらしないのだよ」

「ひっどwwww」

「で、話とは何ですか?」



カチャリとメガネのフレームを直しながら言ってくる緑間に、若干イラッとしつつ、本題を告げる


「お前らとよくしゃべってる女子、んと髪が長くて時々二つ結びにしてる奴、について教えろ」



「えwwww」

「どういう事なのだよ」

「っ、とりあえず、名前だけでも教えろよ」


「いや、教えないと殺すぞって顔してますけどホントどうしたんすか宮地さん」


「情報が少なすぎるのだよ」


「あ?よくお前ら2人と話してるだろ?つか、緑間てめぇは敬語使え!」


「もしかして、マリンちゃんっすか?」


「マリンちゃん?」


「確かに、宮内なら俺もよく話をします」



「宮内マリン、ね......」



とりあえずずっと知りたかった名前を聞けてすっきりした



「え、もしかして宮地さん、マリンちゃんに惚れてるんすかっ?w」


ニヤリと笑いながら近寄ってくる高尾の頭をとりあえず強めに殴る


「いだっ!」


「まぁそーゆー事だ。邪魔でもしてみろ、本気で刺して轢いて焼いて埋めるからな」


「ちょ、目が座ってる!」


「あ゙?」


「いや、なんでもないっす」


「とりあえず、お前ら知ってる事全部話せ」






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