宮地視点








「宮内の弁当....今日も可愛いな」




「ありがとうございます」





屋上でバスケ部のスタメンと宮内と昼飯を食う






最近これが普通になってきて、俺は嬉しい






いつも円になって食べているのだが、


毎回俺の隣に宮内が来てくれるし




手作りらしい小さな弁当はバランスのとれた色とりどりの物が入っていて、


しかも盛り付け方が可愛い




女子力ってこういう事を言うんだろうなって思いながら、




俺の言葉に嬉しそうに微笑む宮内の頭を撫でてやる





「そういや、来週マリンちゃん部活見に来てくれるみたいっすよ!」




「ホントか宮内!」




「はい!」





何で木村が嬉しそうなんだよって思いつつ、



宮内の笑顔に癒される




「宮地さん、変な顔してますよwww」




「あ゙?つーか、今日は来れないの?」




「ごめんなさい...今日はちょっと用事があって....」




「そっか...用事があんなら仕方ねぇだろ、だからそんな顔すんな」



本当に申しわけなさそうな顔をするもんだから、



もう一度、いつもより優しい表情を意識して頭を撫でる




「ふふっ」



「ん?」



「なんか頭撫でて貰えるのって嬉しいですね」



「お、おぉ。いつでも撫でてやるよ」





「ブフォッwwww」




「チッ、高尾部活ん時覚えとけよ」




「何この死亡フラグwwww」








煩い奴とか居るけど、




俺は学校で一番昼の時間が好きだなって思った






[ 30/59 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]



×
「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -