宮地視点









朝練が終わり、木村と大坪と自分のクラスに入る






「それにしても、今日はお前いつもより調子よかったよな。何か良いことあったのか?」




「あぁ、実はな、俺昨日宮内とメアド交換したんだ」




俺の前に座りながら聞いてくる木村に、少し自慢気に答える







「あー!そっか.....良かったな。つか、メアドなら俺と大坪も交換したけど」





「はぁっ?」





こいつら宮内とメアド交換してたのかよ!



俺だけかと思ったのにクソ!




そう思って盛大に舌打ちしたら、木村にどん引きされた








「え?何あんたたち宮内ちゃんに手ぇ出してんの?」







隣の席のつけま女(大塚)が俺達に声をかけてきた





「なんだ大塚、宮内の事知ってるのか?」





大坪が意外そうな目で大塚を見る





そりゃそうだ





あんなに可愛い宮内みたいな一年生が、





こんなに恐ろしくケバい大塚と話した事があるとか想像できない





できるとしたら、女子特有の呼び出していじめるとか






「ちょっとドルオタ、心外なんだけど」




「はぁ?」




「お前全部口に出てたぞ」





木村の言葉におぉまじか、と思いつつ、まぁ大塚なら良いやと特に気にしないでおく






「つかあんた宮内ちゃんの事好きなの?犯罪だろドルオタ」





「はぁ?うっせーな、てめぇには関係ねぇだろうが」





「え〜?結構関係あると思ってたんだけどな〜」




「あ゙?」




「だって今週の日曜に、合コン来ないか?って宮内ちゃんに誘われてるもん」






「「「は?」」」







大坪と木村とハモってしまった




いや、そんな事はどうでも良い




今こいつは何て言った?







「なんか他校の男の子に誘われて、可愛い女の子2人連れてきてって言われたって、うちと桜が誘われたんだよね」













俺はこれから生きていける気がしなかった







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