主人公視点








マジバに着いて、高尾君が奢ってくれると言ってくれたのでお言葉に甘えて、ストロベリーのシェイクとアップルパイを頼んで先に席をとることにした








4人分の席を確保して待っていると、



先に宮地先輩がトレーを持ってやってきた





「.....前、良い?」



「はい!どうぞ」




私の前に先輩が座ると、高尾君と緑間君も帰ってきた






「えー!先輩そこでいーんすか?」



「いーんだよ!」



高尾君と先輩が席について謎の会話をすると、緑間君が先輩の隣に座ったので、


高尾君が私の隣に座った





「ほい、シェイクとアップルパイ。ホントにこんだけで良かったの?」




「うん!ありがとう!皆すごいね、そんなにハンバーガー頼んでる人初めて見た!宮地先輩は何個あるんですか?」




「っ!9個....宮内はそれで足りるのか?」



「はい!」





最初は怖かった先輩だけど、優しく答えて貰えたのが嬉しくて、ついつい笑顔で答えると、


先輩がテーブルに突っ伏してしまった



「せっ、先輩大丈夫ですかっ?」



「いーのいーのw宮地さんほっといて。それよりマリンちゃんさ、」



「う、うん」



先輩がゆっくりと顔を上げたら、顔が少し赤かった




勢いよくテーブルに突っ伏したからかな?







「好きなタイプってどんな人?」




「えっ?」



「あっ、もちろん異性でね!俺はねー、料理が上手い女の子!」



「俺はおは朝に理解のある女子なのだよ」



「おっ、真ちゃん空気読む〜」



「ふんっ」





これは2人が言ってくれたから、答えないといけないな






そう思い、少し考えながら答える




「んっとねぇ......優しい人が良いなぁ」




「他には他には!?」



高尾君がぐいぐい聞いてくる




「えっ?んー.....わかんないや」



「えー?じゃあ背の高さはっ?」



「自分より高い人が良いけど、あんまり大きすぎると首が痛くなっちゃうから....」




緑間君と宮地先輩がビクッとして、高尾君が焦ったように詰め寄ってくる




「えっ?でも、真ちゃんと話してる時首痛い?」



「あんまり痛くないよ」



「じゃあ大丈夫だっ!」



「何が?」



「いや、こっちの話!」



少し高尾君は落ち着いたようだ






今日の高尾君はよくわからないな







「それより宮内....時間、大丈夫なのか?」




「えっ?」




「いや、今日いつもより遅いんだろ?家族とか心配すんじゃねーかなって思って」




「あっ、1人暮らしなので大丈夫です!」



「「「えっ?」」」



「えっ?」




3人が驚いたように私を見つめる




「マリンちゃんって1人暮らしだったの?」



「初耳なのだよ」



「........」



珍しく緑間君も驚いている



宮地先輩に至っては口をあけたままこちらを見つめてる




「一応都内に実家はあるんですけど、少し学校より遠くなっちゃうので、1人暮らししてるんです」




「じゃあ今度遊びに行っても良い?」



「別に良いけど、何も無いよ?」



「いーのいーの、俺が色々持ってくから!真ちゃんと宮地先輩とか居ても良い?」



「大丈夫です」



「えっ、良いのか?」




宮地先輩が驚いたまま聞いてくる



「はい。先輩とももっと仲良くなりたいので」




「じ、じゃあメアド交換しね?」



「はい!」





先輩とスマホを向けあって、連絡先を交換した





今日1日で沢山の人と仲良くなれて良かったな







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