高尾視点
ヤバい
この状況はヤバい
「緑間君の3Pシュート?すごかったね!全部綺麗に入るんだもん!」
「ふん、当たり前なのだよ。俺は人事を尽くしているからな。今日だってちゃんと今日のラッキーアイテムを....」
そう
学校を出たら、
自然とマリンちゃんと真ちゃんが2人で歩き、
その後ろを俺と宮地さんが歩く形になってしまったため、
俺は宮地さんの殺気を感じながら歩くはめになっている....
「み、宮地さん?」
「あ゙?」
真ちゃん達からは少し離れて歩いているので、恐る恐る隣の宮地さんに声をかける
「今のうちにマジバでマリンちゃんと話すこと決めときましょーよ」
「あぁ」
「何か聞きたい事ありますか?」
俺の提案に少し機嫌を良くした宮地さんに、何を聞きたいのか聞くと、
少し言いづらそうに、先ほどより小さな声で宮地さんが答えた
「.....好きなタイプ」
「ブフォッw」
「てめっ!笑ってんじゃねーよ!」
思わず噴き出してしまうと、少し赤くなった宮地さんに殴られた
前に居た真ちゃん達がいきなりの事に驚いて振り返っている
「たっ、高尾君、大丈夫?」
「う、んwwwwだいじょっぶwwwwwwww」
「てめぇいつまで笑ってんだ!」
「騒がしいのだよ.....」
「緑間てめぇ!何で呆れた顔してんだ!轢くぞ!!」
「ひ、く?」
マリンちゃんの驚いた声に宮地さんが動きを止める
「あっ!いや、その.....わりぃ、口癖なんだ......」
「そーそー!口は悪いけど、宮地さん良い人だから、マリンちゃんも気軽に話しかけてあげて」
「えっ?話しかけて良いんですか?」
「あっ、あぁ!」
マリンちゃんの発言に、どういうこと?って思ったけど、宮地さんがあまりにも嬉しそうに答えるからツッコまないでおいた
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