「っ!?」
いつの間にか眠ってしまっていたらしい
気がつけば外は暗くて、ベランダに彼女の姿は無かった
慌てて起きあがると、僕にはブランケットがかけてあって、
彼女がやってくれたんだと思うと、嬉しくて嬉しくて、何か彼女にプレゼントしたいと思った
「マリンは何が好きなんだろう....」
よく考えたら、彼女の好きなものを僕は知らない
彼女の好きな煙草の銘柄は知っているが、煙草やライターなど、
彼女に喫煙を続けさせるような事はしたくない
かといって、下手にアクセサリー類を買えば、『重い』と言われてしまうかもしれない
香水は香りの好みがあるし、
消耗品ではなく、何か形に残るものを渡したい.....
そうすれば、彼女がそれを身に着けてくれている間は、僕と一緒に居てくれるという証明になるから.....
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