「なぁ名前、名前は俺の事、どう思ってるんだ?」












胸が苦しい
心臓がどんどん早くなる






きっと私も彼と同じなんだ・・・










「私も・・・エレンの事が好きだよ」






少し小さな声でそう言うと
エレンは顔を赤くしたまま私の肩を再び掴んだ




「ほ、本当か!?仲間って意味じゃなくて!?」




「う、うん!!」







「じ、じゃあ名前、兵長に頼んでくるから、準備しとけよ!!」





「わかった!!」












彼の元気に走っていく後ろ姿を見て
調査兵団を選んで良かったと思った
危険と隣り合わせなだけじゃない
こんなに幸せで平和な日を過ごせるんだもん












でもエレンが鬼の形相をしたリヴァイ兵長に蹴られながら戻って来たときは
この世の終わりかと思ったよ







―名前、リヴァイ班入れて良かったな?

うん、ごめんね、エレン大丈夫?口の端切れちゃってるよ・・・

すぐ治るから大丈夫。痛いけど名前の移動の許可貰えたから良かったよ
これからも一緒に居ような?俺が絶対に名前を守るから―





楪様へ→

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