「名前!!」
「ん?エレン?」
後ろからエレンが走ってくる
廊下走ったら怒られちゃうよ
そう言おうと思ったらエレンに両肩を掴まれて言えなかった
「何でお前調査兵団にしたんだよ!!」
「えっ?」
「巨人に一番近づくって事なんだぞ!?」
「うん・・・わかってるよ?」
「だったら何で・・・」
急にさっきまでの勢いを無くして肩を落とす彼に胸が痛んだ
「最初はね、私、巨人が怖くて、駐屯兵団に入る予定だったの・・・でもエレンがジャンにおかしいと思わないのか?巨人から遠ざかりたいがために巨人殺しこ技術を磨くって仕組みって言ってたでしょ・・・私も、それはおかしいと思ったの。」
「名前・・・」
「私達は巨人を倒す力を身につけた・・・でも街には、何の力もつけられない様な子供や老人、住民がいる。そんな人たちが居るのに、怖いなんて理由で逃げたくないの
私、街の住民だけじゃない、エレンや仲間、皆を守りたい」
私が話終わると同時にエレンに抱きしめられた
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