「違うよおじさん....」
「おじさんってお前....えぇー！？楓じゃねーの！？」
「そうだよ！その...楓？ちゃんに似てるの私？」
「いや全然。楓小学生だし」
「そっか...ごめんね。あの人達しつこかったから、お父さんって言って逃げちゃった...」
「いや別にそれはいーけど...何でこんな時間にこんなとこ居るんだ？どう見ても未成年だろ」
「.....家出したから」
「うぇえー！？家出！？」
「あーもう！いちいちうるさいなおじさん！」
「だっ！おじさんじゃねーよ！俺は虎徹、鏑木虎徹！お嬢ちゃんは？」
「...名前」
「そうか名前か！良い名前だな！」
「それじゃあありがとね虎徹さん」
「あっ！ちょい、これからどこ行くんだ？帰るのか？」
「帰らないよ！てきとうに歩くの！」
「おいおい...そしたらさっきみたいにまた変なのに絡まれるぞ...？よし、俺んちに来いっ！美味いもん食わしてやる！」
「えっ？ほんと？やったー！いく！」
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