鬼道と不動

相手よりも少し遅れて起きる、目をこすりながらおはようと挨拶をする、冷たい水で顔を洗う、冷蔵庫にあるもので簡単な朝食を作る、向かい合わせに座り共に食べる、片付けをする、それぞれのブラシと歯磨き粉を使って歯を磨く。
それらの後で鬼道は顔を寄せてきた。けれどそれを押しのける。

「俺ペパーミントきらいなんだよ!」

それから彼の歯磨き粉はシトラスフレーバーになった。自分のすきなの使えばいいのに。馬鹿だと思う。

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