沖田と銀時

眠りのさなか、ふと目が覚めるときがある。それは誰かがやってきてインターホンを鳴らす少し前だったり、電話が鳴る少し前だったりする。そう、まるで犬や猫のように、その気配を察知して起きることがあるのだ。ああほら遠ざかる気配がして行ってきやすと声がする。
俺は動物のように気は長くない、待つのも退屈もすきじゃない。寝る時間にも限度がある、あまり長くは寝ていられない。だから早く帰ってこい。そのときには鍵を差し込む前にこちらからドアを開けて、お帰りと言ってやる。

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